青き日の夢
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ひんやりとした風が吹く中で涼子がそう宣言をすると、悠の腕の力はさらに強くなった。 よいひと時を……。 そんなホテルスタッフの言葉が頭をかすめ、涼子は悠の腕の中で小さく微笑んだ。 抱きしめ合う二人の手には、しっかりと青いバラが握られていた。
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