はなことば

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泉字が食事を摂ることが出来るのは、大和村を長年に渡り支えてきた村長のおかげでした。 村長は、泉字に 「何もしたくないなら、しなくてもよい。しかしそれはこの村に反する。だから食事だけは一緒に食べなさい。食べることで作ってくれた者へ貢献なさい」 と、言ったのでした。 そしてそれを泉字は守り、いつも作ってくれる者へ 「いただきます」と、「ごちそうさま」を必ず言ってまた、木の上の生活へと戻るのでした。
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