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でも、俺はめげない。
高梨さんと会話をするために!
会話…会話を…。
「あ…っと…そのー…」
会話のネタが無さすぎる!
丸福さんがニコッ笑った。
「土曜はオススメのメニュー教えてくれてありがとー」
「え、あ、うん」
「あれ?私たちの感想聞きに来たんじゃないのー?」
「え?」
丸福さん、ナイス!
「そう、そう!どうだった?」
「ピザトーストもモンブランも美味しかったよー」
「そっか、高梨さんはどうだった?」
話を振られ、明らかにビクッとした高梨さんは少し顔を動かし、俺を見た。
「美味しかった、です」
長い前髪の隙間から見えた目は、確実に俺と視線が合っていた。
声、久々に聞いた…!
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