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「僕はあんまりニックネームとかなくて、相田くんって言われてるからそれでいいよ」
「俺も名字が多いなー…良かったら今後あだ名つけてよ」
「ふふっ、じゃあ思いついたらそう呼ぶねー」
フクちゃんはパパッと2人にもサラダを取り分けた。
ふくよかな体つきといつもニコニコしてるからか、フクちゃんの見た目はとても柔らかく“お母さん”のようだ。
これだけ気を遣えるとさらにそう見えてくる…。
フクちゃんと目が合い気まずくなっても、向こうは笑みを返す。
「足りなかったー?サラダまだあるよー?」
「あ、うん、ありがとう」
皿を渡すと、一瞬でキレイに盛られる。
「さっきも思ったけど、フクちゃんって盛り付け上手くない?」
和田くんが俺の皿を見ながらそう言う。
確かに…大皿をそのままミニチュアにして取り皿に分けてくれる。
上に乗った粉チーズとかクルトンとかの量も適量だ。
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