2.クラス会だよ高梨さん

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「僕はあんまりニックネームとかなくて、相田くんって言われてるからそれでいいよ」 「俺も名字が多いなー…良かったら今後あだ名つけてよ」 「ふふっ、じゃあ思いついたらそう呼ぶねー」 フクちゃんはパパッと2人にもサラダを取り分けた。 ふくよかな体つきといつもニコニコしてるからか、フクちゃんの見た目はとても柔らかく“お母さん”のようだ。 これだけ気を遣えるとさらにそう見えてくる…。 フクちゃんと目が合い気まずくなっても、向こうは笑みを返す。 「足りなかったー?サラダまだあるよー?」 「あ、うん、ありがとう」 皿を渡すと、一瞬でキレイに盛られる。 「さっきも思ったけど、フクちゃんって盛り付け上手くない?」 和田くんが俺の皿を見ながらそう言う。 確かに…大皿をそのままミニチュアにして取り皿に分けてくれる。 上に乗った粉チーズとかクルトンとかの量も適量だ。
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