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「…はい!みんなー、聞いてー!ここあと15分で出なきゃいけないのー!」
悩んでる俺の横で大声で叫んだのはカナちゃんだった。
「それで!今から二次会でボウリング行きまーす!来れる人、聞いてくから教えてー」
ザワザワするクラスメイトたちを背に、カナちゃんは俺を見て笑った。
「颯斗くん考えすぎー!こういうのはパパッと決めないと、だれてくるよ」
「あ、ごめん…」
「颯斗くんの事だから、みんながどっちの方が来れるのか考えてたんじゃない?」
翔に言い当てられて何だか恥ずかしくなり、じっとしていられなくなった。
「じゃ、じゃあ俺がみんなに確認してくる」
手前の席にいるクラスメイトに順に聞いていくことにした。
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