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「高梨さんも行くに決まってるやんな?!」
「「えっ」」
筒井と俺の声がハモリ、驚く高梨さんは清水さんを見つめた。
「行くやろ?こーゆー時にか仲良くなれんやん、特に大人しい高梨さんは」
その言葉にはトゲがあるように思えるけど、これくらい強引な子が近くにいた方が高梨さんのためにもなる気がした。
「な?友達作りたいんやろ?行こうや」
ニコッと笑う清水さんに、高梨さんは3、4回頷く。
脅されてるようにしか見えません!
でも、ナイス清水さん!!
「じゃ、じゃあ高梨さんも参加ね…あ、フクちゃんが高梨さんも参加するなら参加するって言ってたから伝えとくね」
高梨さんは俺を見て、頷いた。
何か一瞬目を開いて驚いたような?表情を浮かべてたような?気がしたけど、気のせいかもしれない。
みんなの間をぬって、再びカウンターの方へ向かった。
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