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ボルゲベルグ国
この地に伝わっていた古代語で「雲を裂く峰」という意味の国名。その名の通り峻嶮な山間に作られた小国家。山の表に作られた集落と、鉱山内部を通った先にある開けた湖のほとりに住む集落に分かれている。山沿いを進む道はここを通らなければならず、巨大な関所がある。攻めるに難く守るに易い地形だが、辺鄙すぎて攻め入られた経験がほとんどない。来ても鉱石を狙った山賊や野盗程度。
厳しい環境と高所、鉱石採掘による粉塵などのせいでお世辞にも住みやすいとは言えないが、鉱石加工に魅せられた職人たちが一度は訪れる国のため、基本的に旅人を歓迎する気風が蔓延している。
背景:とあるドワーフがたった一人で拓いたという伝説のある鉱山に存在していた集落がルーツ。首長もそのドワーフの末裔であると明言している。移住者や旅人には手厚い。そのため住む種族も豊富。
種族:人間とドワーフ、そして鳥人族が共存。
・ドワーフ=背が低くて不細工な顔をしているが筋肉質で、以外にも手先が器用。男性率が高い。伝説では大地から生まれたとされる。
・鳥人族=神鳥と人間が交わったことでできたとされる人種。鳥と風の声を聞くとされ、尖った耳の縁に羽毛が生えているのが特徴。女性率が高い。
(※ドワーフと鳥人族のハーフは存在しない。愛し合った者もいるが子供ができないため。基本的には同種族同士であるが、互いに人間と婚姻することはある。)
産業:鷹匠のように鳥を操る技術が発達しており、伝書鳩の生育や航空物流などを請け負っている。また古くから鉱山を管理しており、鉱石を扱う関係から鍛冶職人も多い。
方針:現状維持して伝統を保ちつつ、資金力を高めてから世界に名を轟かせたいという野望を持っている。
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