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”ユノヒョンは女だけだよ”
ユチョンさんの言葉に僕は動けずにいた
そんなの分かりきってた事なのに・・涙が頬を伝う
「やっぱ、やーめた。泣いてる奴を無理やりどうこうしようとするほど、俺、腐ってないから。」
「/////////////」
「泣くなよ。そんなに俺じゃ嫌か?」
掌で頬を拭うように撫でられる
「・・・・ごめんなさい//」
「ま、別にいいって。俺だってモテないわけじゃないし。それにお前のバージン貰っちゃったら、マジでユノヒョンに背骨折られると思うし・・」
「え・・・?」
「あ、いや・・こっちの話。じゃあな・・」
「あ・・・あのっ!!ユノさんには・・!!」
「ああ。黙っててやるよ。ただし、俺がいいと言うまで、俺と付き合ってるって事にしておいてくれないか?お前の悪いようにはしない」
「でも・・・」
「ユノヒョンが好きなんだろ?」
「はい・・・えっ/////」
「ホントお前、分かりやすっ!!そんなんじゃ、男だってバレるの時間の問題だぞ?」
「そうでしょうか・・・」
「それに、無事にここ卒業したいだろ?」
「・・・・はい」
「んで、ユノヒョンと付き合いたいだろ?」
「////////」
「だったら、言うとおりにして?」
「・・・・・はい」
「じゃあな。もうすぐ昼休み終わるから、お前も早く戻った方がいいぞ?」
「あ、はい・・ あの、ありがと・・」
「いいって。じゃあな!」
ユチョンさんはそう言うと、手をヒラヒラとさせて、こっちを見ることもなく屋内に入って行った
僕も、ユチョンさんに続いて屋内へと続く扉を開け、階段を下りて行った
「ユチョン!!」
「あ、ユノヒョン!」
その言葉に反応して顔を上げると、ユノさんと目があった
「あ・・///////」
僕は、さりげなく目を逸らし、その場を立ち去った
キーンコーンカーンコーン・・・
「ね、あなたキムジェジュンよね?」
「あ、はい・・」
教室に戻ろうとしたその時、背後から声を掛けられた
「ちょっといいかしら?」
振り向くと、そこには先輩と思われる女子たちが数人立っていた
「え・・・?でも、授業が・・」
「いいから早く!」
言われるままに僕は彼女たちについて行った
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