〜ゲームの始まり〜

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〜ゲームの始まり〜

ふふ、ジェジュンと言いユノヒョンと言い、ホントわかりやすっwww 顔は笑ってるけど、目が笑ってないユノヒョンを前に、心の中で大爆笑していた 絶対に、俺がジェジュンと居たことを気にしてるはずなのに、聞いてこない所をみると、だいぶ動揺してるみたいだな。 でもな、ヒョン・・お前の好きなジェジュンは男だぞ?それでもいいのか? ・・・でも、まだ教えてあげないよ? 鈍感なヒョンは気づくことが出来るかな? でも、タダじゃジェジュンは渡せないよ?ヒョン・・俺だってジェジュンが欲しいんだ。でも、あいつの心にはユノヒョンがいる。 それは、紛れもない事実で。そんなジェジュンをどうこうしようと出来るほど、俺は腐ってないし。だからと言って、 ジェジュンの泣いてる所なんて見たくないけど。でも、ユノヒョンが好きなのは女だ。 あいつは、根っからの女好きのノーマル。俺のようにどっちもイケるタイプの人間じゃないんだ。 同性を好きになるのには、多少のリスクがつきものさ。ユノヒョンにはそれを乗り越えるほどの度量があるのか・・お手並み拝見だな 俺は寮に帰ると、真っ先にユノヒョンの部屋に向かった 「ヒョン?居るんでしょ?開けて?」 「なんだ?ユチョン」 小さく開かれた扉から滑り込むようにヒョンの部屋に侵入した 「実はさ、俺・・ジェジュンに告白されたんだ」 「え・・・・?今なんて?」 「ジェジュンに告白された」 「で?!」 ほらほら、食いついてきた(笑い) 「付き合う事にしたよ。美人で俺のタイプだったしね。」 「ユチョン・・・俺の言った事聞いてたか?あいつは俺のもんだから手出すなって言っただろ?いくらユチョンでも・・」 「そんな事言ってたっけ?それに、ジェジュンはユノヒョンの物じゃないだろ?いいじゃん、一人くらい俺が先でも。いつもヒョンのお下がりだなんて嫌だよ」 「それは・・・その・・」 「ヒョン。俺の彼女だからね?手、出さないでね?」 「・・・・・・・」 あからさまにショックを隠せないでいるユノヒョンを残し、部屋を出て行った 俺だって、ジェジュンが好きなんだぞ?ヒョンに泣かされるくらいなら、俺が・・とも思ったけど、そんなの虚しいだけ。 同性の場合、心が伴ってないと痛く苦しいだけだからね でも、ヒョン次第では、ジェジュンは渡さないよ? さあ、ゲームの始まりだ。嫉妬に苦しんで? その方が愛は燃え上がるからね。 同性だと忘れさせるくらい、ジェジュンの事を愛してみてよ
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