〜ゲームの始まり〜

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チャンミンの姿が見えなくなった後、後ろで何やら楽しそうな声が聞こえた チっ・・・人がこんなにブルーなのに、楽しそうにしやがって!! 苛立ちながら振り返ると、そこにはユチョンと・・ジジがいた 「・・・・・ジジ」 「あ、ユノヒョンおはよ。今日は早いね」 「・・・・・・・・・・・・」 ジジは俺と目を合わそうとはしない その様子に気づいたのか、ユチョンは”じゃ、お先に”そう言ってジジの肩を組むと歩いて行ってしまった 「・・・・・・・・あ~もう!!どいつもこいつも・・何なんだよ!!」 俺は手あたり次第、木にパンチした 「はぁ・・・はぁ・・・。ちくしょう・・痛てーじゃねーか・・・」 血の滲む拳を握りしめ、空を仰いだ 「・・・・・・・・・・・」 ポツポツと雨が頬を濡らす 天気まで俺を裏切るんだな・・ 次第に強くなる雨粒 俺は雨が降ってるのをいいことに、何年かぶりに声を上げて泣いた。 こんなにも自分の思い通りにならないことが生まれて初めてで、自分ですらどうしたらいいのか分からなかったから。 「くそっ・・・//」 膝から崩れ落ちる ************************************** ユチョンさん、思ってたより悪い人じゃないみたい。お金持ちみたいだけど、それを自慢するようなこともなく、一緒に居て楽しい。 こんな人が友達だったら、毎日楽しいだろうな・・ 「あっは・・ユチョンさんて、面白いですね」 「だろ(笑)」 「あ・・・・・」 ユノさん・・・ 後ろ姿ですぐにわかった 「・・・・・ジジ」 「あ、ユノヒョンおはよ。今日は早いね」 「・・・・・・・・・・・・」 僕は目を合わせることすら出来なかった 何事もなかったように、後ろ髪惹かれながらもユチョンさんと通り過ぎる 「「・・・・・・・・・・・」」 さっきまでの楽しい雰囲気が一変、暫くお互い無言だった 暫くしてユチョンさんが口を開いた 「・・・・やっぱ、ユノヒョンが好き?」 「・・・・・・はい」 「・・・・・そっか」
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