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ひと際すごい人数に囲まれている女子を一人発見。俺たち4人は目で合図すると、その輪の中に入っていった
「こ・・これは・・」
「き・・綺麗・・だなっ・・///」
「学園始まって以来、1位2位を争うような逸材ですね・・」
3人のゴクリと息を呑むのが聞こえた気がした
シンプルなデザインのドレスに身を包み留まる女は、顔を上げずともわかる美貌を誇っていた
まばゆく程の肌の白さ、周りの女たちとは比べ物にならないくらい光沢し、ひと際際立っていた
周りの男どもは、そのあまりの綺麗さに近づくことも出来ないでいた
「君、新入生?」
俺の問いかけに、ドレスを両手で握り込んだまま顔を上げる女
キュッと唇を噛んだまま、目を潤ませていた
その目がとても魅力的で、思わず見とれてしまった
「君・・どうしたの?怖い?」
「・・・・・・」
また俯いて、こちらにお辞儀するとクルリと踵を返し、出口の方に歩いていく
取り巻いていた群れは道を開け、ボーっとその美しさに見とれている
人だかりを抜け、やや小走りに走っていく女。
いち早くそれを止めたのはユノだった
次々にため息が漏れる
どこからどう見ても”お似合い”で絵になる二人。ふと我に返った群衆は肩を落とし、”次”とばかりにホールを彷徨った
「先越されちゃったね・・」
「だな・・」
「ユノヒョンには敵わないよ・・あんなにお似合いじゃ・・」
「さ、俺達も違う子探そうか?」
「そうだね~・・」
その後、ユノヒョンはどうしたかって?
何曲かその女と躍った後、闇の中に消えてったよ。
今夜は”特別”だから、門限は0時なんだ。
つまり、ね?・・そう言う事。
え?わからない??じゃ、君の妄想にお任せするよ。ね?
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