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day1…最後に写真に撮ったものを描写
諸処にまだ雪の残る色彩の乏しい山道を、冬枯れの笹を踏み分けて歩いて行くと、鮮烈な光景が飛び込んできた。
斜面にしがみつくようにして春陽を浴びる一群れの宝石たち。
瑞々しい心形の葉は、あたかも翡翠。そして、紫水晶の雫の如き花は、得も言われぬ芳香を放ち、私を一夜の眠りに誘うのである。春の野に菫摘みにと来し吾そ
野を懐かしみ一夜宿にける
山部赤人(万葉集 巻八・一四二四)
イメージ、コレ↑
久々に、花ごよみ(https://estar.jp/novels/25050038)を更新しようと思うて撮ってきた写真だったのですが……
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