2319人が本棚に入れています
本棚に追加
/260ページ
煌牙が良く口にする『天上天下唯我独尊』と言う言葉。
ある人は言うだろう。
この世の中で自分だけが1番偉いと言う意味だと。
だけど、本当の意味は違う。
人は皆、かけがえのない大切な存在。
その人が、何をしているのかに関わらず、価値があり、他の誰にも代えれないと言う意味。
自分と言う存在は、この世に1人だけ。
だからとても尊いものだと言う事になる。
どんな生き方をしていても。
それを教えてくれたのは、釈迦の言葉を独自に勉強している煌牙。
釈迦の言葉を大切にする煌牙が、悔い改めてない久保田を含めたアヤナミの人間達を、再び無人島に送った。
放置するのではなく、生きていける様に水と食料を運ぶ。
仕事がなくても、お金がなくとも、生きていける場所。
もしかしたら、罪を償い刑務所から出て来たけど、生活が出来なくて、久保田とアヤナミの人間達は、羽生を拉致したのかも知れない。
助けて欲しいと言う想いを込めて。
そう思うと許せないと思う気持ちもなくなる。
きっと、久保田達は、今度こそ悔い改めるだろう。
最初のコメントを投稿しよう!