空の向こう

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空の向こう

 別れたを告げた日。  空を見たら、空も泣いていた。  深々と降る雪のような、小雨が体と気持ちを覚めさせる。  あの人の笑顔は、もう空の向こう。  どんなに想っても届かないと想った日から、あの人の顔を見るのが辛かった。  空の向こう。  あの人は今、どんな表情してるかな?  この小雨のように、覚めているのかな?
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