売り飛ばした漫画の価値は誰が決める

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あの漫画も買い直したい気持ちはある。 でも、買えないでいる。 なんでだろうなー…… やっぱりあの時の「それ」が一番好きだったんだろうな。 続きをわくわくしながら待って、新刊の発売日に学校帰りに本屋に行く。 あの時間も含めてが、あの漫画の価値だった。 私にとって、とても貴重で、大事な価値だった。 物量的な価値は2000円だったのかもしれないけど、 私には2000円以上の価値の思いが詰まったものだった。 だから、あの帰り道はつらかったし、いつも以上に力をこめて、自転車を漕いだ。
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