13人が本棚に入れています
本棚に追加
わたしがあじさい、朝顔、百日草、マーガレット、コスモスなどシンプルな花が好きなのは昔、母が咲かせていてその中で育ったからなんだろうと思う
今はもうその庭も母もそこにはいない
百日草に話しかけながら水をあげていた母
百日草は和名で今はジニアと呼ぶらしい
そんなことも知らないでずっと百日草って今はないのかな?と思っていたわたし
なんだかごめなさいと思う
百日草は百日咲くと言うくらい長く咲くからそこから
◉不在の友を想う
◉注意を怠るな
と言う花言葉なんだそうだ
きっと母は今そう思っているに違いない
不在の「友」ではなく「母」に置き換えて
注意を怠るなはそのまま、そそっかしいわたしに
親と言うものは、子どもに対して無償の愛とか言うけれど本当にそう思える人はしあわせだ
今は、必ずしもそうではない時代だから
不幸な、耳を疑うような仕打ちを子どもにしてしまう親がいる
その親も昔、親にそうされて育ったのかも知れない
いくつもそう言うニュースを聞きすぎて驚かなくなっている自分も怖い
だから、ささやかでも、しあわせのタネを蒔きたいものだと思わずにはいられない
ね、そうでしょお母さん
そおっと頷いていますよ、あそこで
最初のコメントを投稿しよう!