お蔵ぼっこと雪ちゃん

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 東京のとある西の町に妻を病気で亡くしてシングルファーザーとしてまだ小さい娘を育てながら暮らしている父子家庭があった。  父親は大手製パン会社で商品開発部という部署で新商品を手掛け社内からも若くして開発部部長となるほど会社から評価されその将来を嘱望されていた。  しかし、順風満帆に頑張っていた頃、妻が大病にかかり逝去してまう。癌であった。夫である祐一はこの頃33歳で娘は11歳、妻の死によって2人の生活は以前とは大きく変わってしまった。
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