私が変わる日

2/29
前へ
/29ページ
次へ
仕事は、ある美容関係の会社で開発のチーフを任されている 責任ある立場で日々緊張を感じながら仕事をしているのだ 女だからと平等に扱われなくても、負けず嫌いの性格でなんとか頑張ってきた 10時になり休憩を取るために自販機でブラックコーヒーを買った 横にあるイスに座り、スマホをいじっている私の両側に誰かが座ってきた 遥「おつかれ~」 朔太郎「おつかれです」 いつものメンバーが揃った この2人は同期で最初の研修を一緒に回った仲間なのだ 春日井遥(かすがいはるか)蓮見朔太郎(はすみさくたろう) 唯一気の許せる存在だった 遥「またブラック飲んでるの?本当は甘々なコーヒーが好きなくせに無理しちゃって」 常に周りの目が気になって、変にかっこつけてしまうクセがある 朔太郎「おまえの本性を知っちゃったら、みんなドン引きするよな」 何もかも2人には知られているのだ 同期だから何でも話すし、飾らなくてもいい気心知れた存在だ
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加