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湊「会社では静かでおとなしい俺だから、急に距離を詰めてきたら変だろ?」
確かに、今までの湊だったら戸惑ってしまいそうだけど
それはそれで打ち解ける機会も早くなっただろうし、そんな気にすることないのに
つぐみ「そうかもしれないけど、私が告白するの待ってたら付き合えなかったかもしれないんだよ」
なんかだんだん腹が立ってきた
こっち任せすぎだと思う
本当は肉食系のように来るなら来いって感じだ
湊「ごめん。なかなか言い出せなくて」
あっさり謝る湊に調子狂わされる
さっきまでのムカッとした感情が一気に消え去ってしまった
湊「でも…俺のこと…好きになっただろ?」
また意地悪な表情をする
それを言われたらこっちが折れるしかないじゃん。結局、振り回されるんだ
つぐみ「私のこと、からかって楽しんでるでしょ」
もう何を言っても湊の思うツボだった
湊「バレた?だってつぐみの表情がコロコロ変わって目が離せないんだよね」
そう言って真面目な顔で見つめてくる彼に、また心を持っていかれてしまう
つぐみ「もう。バカ!見ないで!」
恥ずかしくて手で隠した顔は真っ赤だった
湊「本当に面白いよな」
彼にイジられてもなぜか嬉しいと思ってしまう。かまってもらえるだけで充分幸せを感じれた
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