私が変わる日

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時刻は18時になるところだ 湊が連れていきたい場所があると言って、あるビルにやってきた 警備員室の前まで来ると、窓から顔を覗かせ、そこにいた人に声をかけた 湊「おじさん。こんばんわ」 知り合いなのかな? 警備員「おぉ、湊来たか。今なら上がっていいぞ」 警備員さんは私たちが来ることを知っていたらしかった 湊「ありがとう。助かります」 すると、後ろにいた私に気づいたようで、窓から身を乗り出してきた 警備員「もしかして、湊の彼女?」 つぐみ「あっ、はい。こんばんわ」 誰だかわからないけど、湊の知り合いなら挨拶しておかないとだよね 警備員「あ~そう。どうぞごゆっくり」 親指を立てて頑張れ!的な感じでやってきた つぐみ「はい。ありがとうございます」 何がなんだかわからないが、とりあえず合わせておこう そんなこんなで2人はエレベーターに乗り、屋上まで向かった ドキドキしながら降りると特に何もない、ただの屋上だった 湊はいったい何がしたいのだろう? 黙ったままの彼についていき、南側の手すりがある場所にひじをかけて話し出す 湊「今日、19時から花火上がるの知ってた?」 あぁそういえばそうだったかも 何日か前に遥と話したことを思い出した 遥が彼氏と行くんだと聞き、羨ましいと思っていたのだ
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