私が変わる日

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小野寺くんは率先して話をするタイプではない。眼鏡をかけて前髪が目にかかるくらい延びているので、ほとんど目が合うこともない 目立たないタイプだし、私の中では安全圏な人に入る 遥「ねぇ、小野寺って同期会、不参加だったことないよね?」 あまり考えたことなかったけど、確かにいつもいるかもしれない 朔太郎「そうかも。きっと真面目すぎて断れないんだよ」 私たちは小野寺くんを、同期会なんて面倒だけどしかたなく来てると勝手に決めつけている つぐみ「それはあるかも…でもさっ、小野寺くんすごく気が利くでしょ、騒ぐだけの人の中で真面目に準備したり、片付けたりしてくれてるもん」 たぶん小野寺くんがいろいろ動いてくれてるから成り立ってるような所はあった 朔太郎「俺が酔っぱらってはいた時も、介抱してくれたの小野寺だわ」 いろいろ思い出すことは多かった 遥「お花見の時、小野寺が作ってきたおいなりさんすごく美味しかった。人気すぎて一番先になくなっちゃったもんね」 なんか3人の中で小野寺くんの印象がどんどん変わっていく
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