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どうしたらいいのかわからなくて、戸惑っていた時だった
湊「あの…雨宮さん、野菜切るの手伝ってもらえませんか?」
小野寺くんが2人の間に入ってきたのだ
つぐみ「えっ?」
まさかこの状況で小野寺くんに話しかけられるとは思っていなくて、すぐに返事できなかった
もしかして助けてくれたのかな?
それともなんの意味もない、ただの手伝いのお願いなのか?
航大「雨宮は俺と話があるから、別のやつを誘ってくれるかな?」
ちょっと上から目線みたいな口調で嫌な感じだ
航大「行こうぜ」
そう言うと腕を掴んで連れていこうとした
つぐみ「ちょっと待って。私も手伝うよ」
強引な北山くんの手を離すと、走って小野寺くんに近寄った
湊「ありがとう」
うっすら笑顔になった気がした
航大「おい、雨宮、俺はどうすんだよ」
なんとか引き止めたくて、納得いかないみたいだ
つぐみ「美味しいお肉を食べたいなら、準備もちゃんとやらなきゃだよ。行こう小野寺くん」
湊「はい」
2人は野菜を切るため、材料が置いてあるテーブルの所に歩いていく
北山くんは呆然と立ち尽くしていた
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