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星が降ってきそうな美しい夜に最愛の彼とデート。
なんてステキな日なのだろうか。
ロマンチックな彼にデートに連れてきてもらった美しい夜景が見られる場所。
それもネットや本ですぐに見つかるような場所じゃない。
彼しか知らなかった秘密の場所。
でも今日からは私も知ってる2人の秘密の場所。
大学時代に天体観測サークルに加入していた彼は私の知らない星の話をたくさんしてくれた。
私は星の話を聞いてもなかなか覚えられなかったけど綺麗な星空と、その星空の下で楽しそうに星のことを語る彼のことはしっかりと記憶に残している。
そんな彼にそろそろ聞いてみたかった。
「ねえ、どうして私と付き合おうと思ったの?」
彼は穏やかな顔に美しい笑みを浮かべる。
「そうだな。」
彼の回答を私も微笑みながら待つ。
どんなロマンチックな回答が返ってくるのだろうか。
星空の下静けさが2人を包んだ。
「胸だな。」
「は?」
「正直君は顔がそんなにいいわけではないし性格もそんなに良くない。でもそんな君にも大きな胸がある。僕はその大きな胸に一目惚れをしてしまったんっだ。
その素晴らしい君の胸が…」
綺麗な空の下で綺麗な音が響いた。
美しい星空の元に頬を腫らした男が1人空を見上げていた。
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