暗殺者

1/1
前へ
/2ページ
次へ

暗殺者

私は普通の高校生だ。 少し違うとすれば、夜は暗殺者として人を殺すことだろうか。 何故そんなことをするのか? それは、私の家系が暗殺者の1家だからだ。 小さい頃から暗殺術を教えられ、鍛えられてきた。 高校生になってからは任務を任せられることも多くなった。 私は人を殺すことなどなんとも思わない。 それが当たり前になってしまったのだ。 親から依頼書を渡されれば、友達だろうが先生だろうが殺さなくてはならない。 もし失敗すれば、私たちが殺されてしまうかもしれない。 そんな毎日の暮らしに感情なんてものは無くしてしまった。 私は今日も静かに飛び立つ。 目標はあの家か。 静かに入る。 まさかこの家であんな悲劇が起きるなんて思いもしなかった。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加