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「ここは教科書に公式が書いてありましたが覚えてないですか?」
「はい……」
「なら、仕方ないですね」
「ふぇ!?」
なんの前触れもなく靴下を脱がされた。
「貴方が分からない度、間違えるたびに貴方の足に口づけすることにします」
「足に、ですか?」
「そうです。悠が嫌がったとしてもその意思は無視します」
「でも……」
足にキスされるとか初めて。学校から帰って真っ直ぐだったからシャワーも浴びてないから汗もかいてると思うんだけど。
「悠が一問分からなかったので、まずは1回します」
「……んっ!」
身体がビクッと跳ねた。
それは今まで感じたことない刺激。
「紅蓮、先生……」
「もうギブアップですか?」
「このまま次の問題を続けるなんて私には無理です」
今の顔を見られたくない私は両手で顔を隠した。
色々と限界な私は早々に白旗を上げた。
「仕方ないですね。それならもう片方の足にキスをして終わりにしましょうか」
拒否しても続けるって言ってたのにあっさり引き下がってくれた。
チュ。左足にも口づけされた。
口にキスされるのも幸せだけど、こういうキスも悪くないかも。
キスの仕方にも色んな方法があるんだ……。
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