4章 紅蓮先生と勉強会

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「急かしてごめんね。自覚するのはゆっくりでいいよ」 「は、はい」 「だから、さっきの続き」 「へ?」 右足をスッと持たれた。 軽く持ち上げられたと思ったら、 「!?」 またキスをされた。 「悠の足は細くて綺麗だね」 「そんなこと……」 「こうしてると本当のシンデレラと同じに見えない?」 「えっと靴を履かせるシーンですか? でも、ガラスの靴なんてここにはないですよ」 紅蓮先輩に言われ、私はシンデレラの話を思い出した。けど、私は本物のシンデレラみたいに可愛くない。
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