4章 紅蓮先生と勉強会

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「最初は少し変な感じはしたけど今は慣れたからいいよ。悠がこの姿の僕が好きっていうならもう少しだけ、ね」 「ありがとうございます」 「じゃあ中断してたからキスの続きしてもいい?」 「は、はい」 「……ん。悠の唇って柔らかいね」 「そうですか?」 「それに美味しい」 キスした直後に改めて感想を言われるとなんだか照れくさい。 「なかなか言葉にしてなかったけど、悠とキスをするたびに思ってたことなんだ」 「私も紅蓮先輩とのキスは頭がクラクラします」 「あんまり可愛いこと言ってると襲うよ」 「へ!?」 「……冗談。それとさっきはありがとう。教師と生徒物の参考になったよ。これでリアリティのある漫画が描けそう」 「私、楽しみにしてますね! あ……」 スランプ中の紅蓮先輩にこの言葉はタブーだったかな。
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