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「じゃあ、もう一度足にキスさせて?」
「それはダメです」
「シンデレラ。僕は貴方に魔法をかけました」
「ちょ、紅蓮先輩?」
「僕から逃げられない魔法。貴方は一歩も動けない」
「動けないっていうか押さえてるだけですよね!?」
ロマンチックなセリフとは裏腹に私の両手を片手で押さえてる。
どんだけ足キスしたいの? ってくらい本気の力。
見た目は華奢に見えるのにやっぱり紅蓮先輩も男の人だ……。
「悠。どうしても、駄目?」
「うっ……!」
クールな顔はどこ行った!? って感じで今の紅蓮先輩は捨てられた子猫状態。
「す、少しだけなら良いですよ。さっきもしましたし」
「ありがとう。シンデレラは足も小さくて可愛いね」
「ひゃ……」
足を撫でられた。それはくすぐったい。
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