4章 紅蓮先生と勉強会

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「じゃあ、もう一度足にキスさせて?」 「それはダメです」 「シンデレラ。僕は貴方に魔法をかけました」 「ちょ、紅蓮先輩?」 「僕から逃げられない魔法。貴方は一歩も動けない」 「動けないっていうか押さえてるだけですよね!?」 ロマンチックなセリフとは裏腹に私の両手を片手で押さえてる。 どんだけ足キスしたいの? ってくらい本気の力。 見た目は華奢に見えるのにやっぱり紅蓮先輩も男の人だ……。 「悠。どうしても、駄目?」 「うっ……!」 クールな顔はどこ行った!? って感じで今の紅蓮先輩は捨てられた子猫状態。 「す、少しだけなら良いですよ。さっきもしましたし」 「ありがとう。シンデレラは足も小さくて可愛いね」 「ひゃ……」 足を撫でられた。それはくすぐったい。
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