5章 紅蓮先輩がお兄ちゃんで私が妹?

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「でも、嬉しかったよ。悠から誘ってきたから。積極的な悠も僕は好きだよ」 「私も紅蓮先輩のこと、好きです……」 勢いで私の部屋に入れちゃったけどまずかったかな。 せめてリビングにしとけばよかった。 だって、これじゃあ、まるで…… 「こんな短いスカート履いて、自分の部屋に呼んで、もしかして僕を誘ってるの?」 「ちがっ……!」 否定の言葉をいくら並べても行動がどう見ても誘ってるようにしか見えないよね? 「僕のためにオシャレしたんだね。すごく似合ってる、それに可愛いよ。まるで童話に出てくるお姫様みたい」 「ありがとうございます」 お兄ちゃんは短いって一言だったのに紅蓮先輩はめちゃくちゃ褒めてくれる。 さすがに服装だけでこんなに褒めちぎられると私も反応に困る。
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