5章 紅蓮先輩がお兄ちゃんで私が妹?

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「じゃあ僕のためになんでもしてくれる?」 「なんでもするとは言ってないですよ!」 「……冗談だよ」 「っ!」 フッと笑った紅蓮先輩は妖艶で……一瞬で引き込まれる。 もう目が離せない。 「僕たちはまだお互いのことを全て知ったわけじゃない。だから、これから知っていこう。焦らずゆっくりと」 「はい」 そう、私達はまだ付き合って間もない。 半年とか1年経てば互いのことが今よりも沢山知ることが出来るのかな? 「次のデートは外にしようか。……悠はどこに行きたい?」 「ん~、遊園地とか水族館とか。紅蓮先輩と行けるならどこでも!」 「僕も悠と同じ気持ちだよ。悠とデート出来るなら場所はどこでも嬉しい」 「紅蓮先輩……んっ……」 頬を包むように手を添えられた。 そっと優しいキスが降ってくる。
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