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「じゃあ僕のためになんでもしてくれる?」
「なんでもするとは言ってないですよ!」
「……冗談だよ」
「っ!」
フッと笑った紅蓮先輩は妖艶で……一瞬で引き込まれる。
もう目が離せない。
「僕たちはまだお互いのことを全て知ったわけじゃない。だから、これから知っていこう。焦らずゆっくりと」
「はい」
そう、私達はまだ付き合って間もない。
半年とか1年経てば互いのことが今よりも沢山知ることが出来るのかな?
「次のデートは外にしようか。……悠はどこに行きたい?」
「ん~、遊園地とか水族館とか。紅蓮先輩と行けるならどこでも!」
「僕も悠と同じ気持ちだよ。悠とデート出来るなら場所はどこでも嬉しい」
「紅蓮先輩……んっ……」
頬を包むように手を添えられた。
そっと優しいキスが降ってくる。
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