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「ありがとう、そういってくれると嬉しい。そういえば聞いてなかった」
「?」
「悠は僕のどんなところが好きなの?」
「えーと……」
まさか、このタイミングで聞かれるとは。
「イケメンな顔が好きだったり。でも、今はそれだけじゃなくて優しいところとか男らしいところとか、他にもマンガ描けるところ尊敬します!」
「そんなに無理して褒めなくてもいいよ、気になっただけだから。悠のことだから、顔だけで好きになったらなんて言ったら嫌われるとか思ったんじゃない?」
「な、何故それを」
「顔に書いてある。それに大丈夫だよ、悠。僕には伝わってるから」
ああ、よかった。ちゃんと伝わってて。
「さっきの話に戻るけど悠はどこでもって言ってたけど以前のように外デートだと悠が他の男に見られる心配があるから。でも、悠が行きたがってた水族館や動物園に二人で行くのも悪くないなって思うし、今は凄く複雑な気持ち」
ぎゅーってされた。
紅蓮先輩が拗ねた子供みたいになってる。
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