6章 紅蓮先輩と日常を楽しむ

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6章 紅蓮先輩と日常を楽しむ

「えぇ!? 堅物会長が悠の家に来たぁ!? あの堅物会長が?」 昼休み。私は千智ちゃんと昼食をとっていた。 こうして友達と食べるのはかなり久しぶりな気がする。 「え、うん。そんなに驚くことかな?」 私は平然とお弁当を食べていたけど、千智ちゃんはさっきから箸が止まったまま。 この前、私の家で紅蓮先輩とお家デートしたことを話した。 すると、この反応である。 「驚くも何も……女子の家に男子を呼ぶなんて誘ってるとしか思えない」 「え……」 「それで、なにもされてないんだよね?」 「な、何もされてないことはない、けど」 誘ってるって……そういえば紅蓮先輩にもそんなこと言われたっけ。 ちなみに紅蓮先輩の家に行ったこともあるし、映画館デートでは言葉にするのは恥ずかしいことをされたのは千智ちゃんに話すのはやめたほうがいいよね。 「その意味深な反応はなんなの!? だぁー! ウチの可愛い悠がぁ〜……」 「痛いよ千智ちゃん」 すごい勢いで肩を掴まれ揺らされる。 食べてる最中にそれはやめて……。 普通に吐きそう。
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