6章 紅蓮先輩と日常を楽しむ

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「悠、いい? 堅物会長だって他の男となんら変わりはないのよ。油断してたら可愛い悠なんてすぐ食べられちゃうんだから」 「それは怖いけど……。食べられるって、だから私は美味しくないよ?」 「んー。悠の考えてることはなんとなくわかる。でも、そうじゃない!」 千智ちゃんは顎に手を当てて考えるポーズをしていた。 けど、すぐさまビシッ! と人差し指をこっちに向けてきた。 「千智ちゃん、難しくてわからないよ」 紅蓮先輩も私とキスするたび美味しいって言ってる。 「ねぇ、堅物会長になにされた? 変なことされなかった?」 「変なことはされてないよ。それに紅蓮先輩に触れられたら、その……」 「ここにいたんですね、悠」 上から声が降ってきた。そこに立っていたのは紅蓮先輩だった。
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