6章 紅蓮先輩と日常を楽しむ

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「でも、こんな僕のことがどうしようもないくらい好きなんじゃないの?」 「むぅ……それはそうですけど」 自信げな発言をする紅蓮先輩。 本当のことだから強く言い返せないのが悔しい。 「そろそろ午後の授業が始まるし、また放課後に迎えに来る。だから校門前で待っててくれる? 今日は放課後デートしよう」 「はい。待ってますね」 「今回はマンガのネタ作りもかねてのデートだけど、いい?」 「もちろんです。どんな形でも紅蓮先輩とデートが出来るのは嬉しいので。楽しみにしてます」 毎日一緒に帰ってるのに放課後デートってあんまりした覚えがない。 私は嬉しさのあまり小さくガッツポーズをしていた。もちろん紅蓮先輩には見えないように。 だけど紅蓮先輩には気付かれていたようで私に背を向けて笑っていた。 は、恥ずかしい……。
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