6章 紅蓮先輩と日常を楽しむ

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「期待してますね! ……さっき自分の雑誌を気にしてないって言ってましたけど、どうしてですか?」 「見るのが恥ずかしいから。特に今は、ね」 「……」 また墓穴を掘ってしまった。学習しないな、私って。 そんな感じで会話をしながら最初の目的地である本屋に着いた。 「悠はそんなに気にしないで。これは僕自身の問題だから。終わったら声かけるから悠も適当に何か見てくるといい」 「わかりました」 パッと手を離して、奥の少女マンガコーナーに向かう紅蓮先輩。 昼休みのときもそうだったけど、普段がイチャイチャしてるからこういうとき何故か無性に寂しさを感じてしまう。 付き合ってからは紅蓮先輩といつも一緒。 だからか、1人でいることは格段に減った。 そのせいもあって尚更そう感じる。
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