7章 風邪で甘えん坊?

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「あれ? 紅蓮先輩って来てないんですか? もしかして3年の教室ですか?」 「あぁ、会長なら今日はお休みですよ。……なんでも体調が悪いとかで」 「え!? お休み!?」 「はい。熱が高いので大事をとって学校は休むと連絡がありました。会長が欠席するなんて滅多にないのに心配ですね」 「わ、私、頭痛くて……なので早退します!!」 「ちょ……星屑さん!?」 私は全力疾走で教室に戻り鞄を取ると学校を早退した。 初めて仮病で午後の授業サボちゃった。 紅蓮先輩がいたら確実に怒られる。 でも今はそんな紅蓮先輩が風邪とかめっちゃ心配だし。 私も紅蓮先輩が体調不良の姿は見たことない。 学校を休むくらいだし、よっぽど具合悪いんだろうな。 一人で住んでるって言ってたし、私が看病しに行かなきゃ。 アシスタントさんは私と同級生っていってた。 だったら今の時間は学校だよね。 それなら私が尚更行かないとダメだ。 コンビニでポカリとプリンを買った私は紅蓮先輩の家に猛ダッシュで向かった。
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