7章 風邪で甘えん坊?

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「いいですか、紅蓮先輩。私がお粥とか作りますからベッドから動かないでくださいね」 「悠の手料理? オムライスを作ってもらった以来だね。……でも今は悠を食べたい」 ギュッと甘えるように抱きつかれた。 私の頬にピトッと紅蓮先輩の頬が当たる。 そのままスリスリされ、私はどうしていいかわからずアタフタしていた。 「せっかく悠が僕の家に来てくれたのに何もしないのは勿体ない」 「勿体なくないです。紅蓮先輩は風邪引いてるんですから無茶はダメです!……って、熱っ!? あの紅蓮先輩、ちなみに熱って何度くらいだったんです?」 「うーん……38度くらいだったような」 「病院は行ったんですか?」 「朝から行った。ただの風邪だから寝てればなおるって」 「それは良かったです」 最近はインフルエンザも季節関係ないっていうし心配してたけど風邪なら2〜3日で熱も引くはず。
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