7章 風邪で甘えん坊?

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「迷惑じゃないなら一緒にいて。僕から離れるの禁止」 「……っ!」 ポフっと私の膝の上に頭を乗せて寝始める紅蓮先輩。 改めて見るとまつ毛長いし、お人形さんみたいに整った顔してるなぁ。 寝顔は少しだけ子供っぽい。ちょっと可愛いかも。 ……って、そんなこと言ってる場合じゃない。 最初は食事の用意で次は掃除をしなきゃ。色々したいことがあるのに、膝の上に乗られたんじゃ準備出来ないんですけど……。 とにかく今は紅蓮先輩に早くお薬を飲ませて寝かせないと。 これ以上熱が上がると今よりしんどいだろうし。 掃除は紅蓮先輩のお世話が終わってからにしよう。
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