7章 風邪で甘えん坊?

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「あの〜紅蓮先輩、少しだけ退いてくれませんか?」 「……やだ」 「今の紅蓮先輩は熱が高いんです。なのでご飯食べてお薬を飲まないと」 「薬は悠が飲ませてくれるの?」 「はい?」 「粉薬は苦いから苦手」 さっきまでは通常運転だったのに……。 あれはやっぱり無理してたんだ。 紅蓮先輩がどんどん子供化していく。 このままだと手がつけられなくなりそう。 「さっきお粥作ってくれるって言ってたよね?」 「え? はい」 「なら卵がゆが食べたい」 「! わかりました。すぐ作りますからベッドで寝ててください」 「……わかった」 ベッドの中にのそのそ入っていく紅蓮先輩。 よし、ぱぱっと作ろう!
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