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「最近、少しスランプでね。もちろん連載は続けているけど、前みたいに描くことの喜びが感じられなくなって……だからネタ作りに付き合ってほしいんだ」
「……」
これが読んでる側と描いてる側の違いなのかな?
私からしたら今でもキュンキュンするんだけど、如月先輩からしたら違う。
「そういう事情なら……私で良ければネタ作りに協力させてください!」
「悠ならそう言ってくれると思った。本当にありがとう」
ギュッとを私を抱きしめた。
誰かの役に立つのって嬉しい。それが恋人なら、もっと。
「家に連れてきたい理由ってこれだったんですね。なんだ、私はてっきり……」
「てっきり、どうしたの?」
如月先輩がニヤリと口角をあげた。
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