1章 シンデレラは堅物会長と交際を始める

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入学して1ヶ月が経ち、高校生活にも慣れてきた頃。 「今から時間空いてますか?」 放課後。女友達と話していると1人の男の子が私の教室に入ってきた。 「へ? だ、大丈夫ですけど」 急に話しかけられて驚いた私は、思ったよりもマヌケな声が出てしまった。ネクタイの色を見ると3年の先輩だったので、とっさに慣れない敬語で話した。 「それなら一緒に来てください」 そう言うと腕をグイッと引っ張られ、ほぼ強引に連れて行かれた。 「悠(はるか)。生きて帰ってきて」 女友達は少し、いや、かなり怖がった様子で意味深な言葉を言い放つも私は既に教室から出た後だった。
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