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「えっと……」
私はボフン! と顔が赤くなる。
変態だって思われたくない。だから言えない。
「変なことされると思った?」
「えっ」
如月先輩の察しの良さ。今だけは気付かないでほしかった。
「ネタ作りもそうなんだけど、今日は仕事抜きでイチャイチャしたい」
「ちょ、あの……どこに?」
私は手を引かれた。
「寝室。ここは仕事部屋だからベッドはないしね」
「それって……」
ベッドがないと出来ないことって……。
「ここに座って」
「は、はい」
寝室に入り、私はベッドに座った。大きいだけじゃなくて、フカフカで座り心地もいい。
「安心して、変なことはしないよ。ただ、こうして甘えていたいだけ……」
「如月先輩……」
後ろから抱きしめられる。
生徒会長という立場で疲れてるんだ。
私が考えてる以上に大変なんだろうな……。
学生でありながらマンガ家でもあるし。
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