1章 シンデレラは堅物会長と交際を始める

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「えっと……」 私はボフン! と顔が赤くなる。 変態だって思われたくない。だから言えない。 「変なことされると思った?」 「えっ」 如月先輩の察しの良さ。今だけは気付かないでほしかった。 「ネタ作りもそうなんだけど、今日は仕事抜きでイチャイチャしたい」 「ちょ、あの……どこに?」 私は手を引かれた。 「寝室。ここは仕事部屋だからベッドはないしね」 「それって……」 ベッドがないと出来ないことって……。 「ここに座って」 「は、はい」 寝室に入り、私はベッドに座った。大きいだけじゃなくて、フカフカで座り心地もいい。 「安心して、変なことはしないよ。ただ、こうして甘えていたいだけ……」 「如月先輩……」 後ろから抱きしめられる。 生徒会長という立場で疲れてるんだ。 私が考えてる以上に大変なんだろうな……。 学生でありながらマンガ家でもあるし。
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