1章 シンデレラは堅物会長と交際を始める

24/34
前へ
/311ページ
次へ
「悠の初めてを奪ったのは僕だよ。自覚してる?」 「?」 なんのことだろう? と、思ったけど今のことを思い出すと見る見るうちに顔が蒸気していく。 「ファ……! 私のファーストキス!?」 私は大声で叫ぶ。そして口元をバッ! とおさえた。 「今さら気付いたの? だって、キスしてほしかったんでしょ。……違う?」 「たしかにその通りです」 キスしてほしいって言った。 だって咄嗟に思いついたのがソレだったから。 どうしよう。このままだと、変態な子だって思われちゃう。
/311ページ

最初のコメントを投稿しよう!

157人が本棚に入れています
本棚に追加