1章 シンデレラは堅物会長と交際を始める

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「すっごく美味しそう……!」 見た目も綺麗だし、なにより美味しそうだ。 「見てるだけじゃなくて食べていいよ。これは悠のなんだから」 「ありがとうございます!」 モグモグとマカロンを頬張る私。 「いつも紅蓮先輩が食べてるって言ってたのはもしかして、仕事中にですか?」 「よくわかったね。もちろん描きながらは食べないけどね、原稿も汚れるし。だけど、休憩がてらには食べるよ。甘いものを食べると元気になるしね」 「私と一緒です! 甘いものって元気になりますよね。このマカロン美味しいです」 「口に合ってよかった。それより……」 「?」 紅蓮先輩は私のほうをジッと見つめた。
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