1章 シンデレラは堅物会長と交際を始める

4/34
前へ
/311ページ
次へ
「わ、私なんかでいいんですか?」 こんな平凡な私を好き? なにかの間違いじゃ.......。 もしくは冗談? と私の頭の中はグルグルと混乱していた。 「貴方がいいんです。一年生、星屑悠」 先輩の名前を知らないのに、先輩は私の名前をフルネームで知ってる。 どうして? 「入学した時からずっと好きだった。返事、聞かせてくれませんか」 ドンッ! とフェンスに追い詰められた。 これは壁ドン!? って、急すぎるよ。 イケメンな顔が近くて、まともに顔が見れない。 強引な告白だけど、とても真剣な告白。 こんなに私のこと想ってくれてるんだ。 だったら、私もその期待に応えたい。 だって……顔がドストライクなんだもん! 実は年齢=彼氏いない歴なんだ。だけど、少女漫画の読みすぎでイケメンが大好き。 「私なんかで良ければお願いします」 顔が好きという理由で先輩と付き合うことになりました。
/311ページ

最初のコメントを投稿しよう!

157人が本棚に入れています
本棚に追加