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「そんなに痛そうなのに、1人で保健室なんて……」
「大丈夫、心配しないで。千智ちゃんは推薦狙ってるんでしょ?だったら、ちゃんと授業受けなきゃ」
「……わかった。でも何かあったら誰かに頼るんだよ」
「うん、ありがとう」
千智ちゃんはそれ以上なにも言わなかった。
私は足をおさえながら、保健室に向かう。迷惑もかけたくないのも理由の1つなんだけど、なんとなく1人になりたかった。
私はやっとの思いで保健室にたどり着く。だけど、鍵は空いたままで保健の先生はいなかった。
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