2章 紅蓮先輩の独占欲は強め

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「でも、反省文は本当に書いたんです。長文を書くのが苦手だったので時間はかかったんですけど、それでも書いたんです!」 あんなに必死に書いたのに、まさか忘れるなんて……。 「悠がそんなあからさまな嘘をつかないことは僕が一番わかってる」 「じゃあ、どうして?」 「家に忘れたのは事実だから。それに僕にお仕置きされたくて、わざと家に忘れたっていう嘘の方が色々とそそる」 「そそるって……」 「悠、覚悟はいい?」 「うっ。殴られる覚悟もお説教もドンと来いです!」 「そんなこと可愛い悠にはしない。僕がお仕置きするとすれば……」 「ぐ、紅蓮先輩?」 「たまにはさ、刺激的なお仕置きも必要だと思うんだよね」 それって……。 私、紅蓮先輩になにされるの?
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