3章 映画館でハラハラ!?コスプレでドキドキ!?

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3章 映画館でハラハラ!?コスプレでドキドキ!?

あれから1週間が経ち、私の足もすっかり良くなった。 昼休みの生徒会室。私は如月先輩とお昼ご飯を食べていた。 「悠。本当に足の具合は大丈夫?」 「昨日も言ったとおり普段通りに私は元気ですよ」 ただの捻挫だっていうのに心配性な紅蓮先輩はあれから毎日のように聞いてくる。 鬱陶しいとかウザいとか全然思わないけど少し過保護すぎる気も……。普通に歩けるようになったし、もう心配しなくても大丈夫なんだけど。 「それなら安心した。でも、無理だけはしないで」 「わかりました」 「それで、悠の回復祝いにデートでも行きたいなって考えてるんだけど」 「行きたいです!」 最近、紅蓮先輩とデートらしいデートしてなかったし。 初めてのデートは紅蓮先輩の家だったよね。あの時、紅蓮先輩が私の大好きな神崎先生っていうのはかなり驚かされた。 「そこまで行きたかったなんて……。実は担当に映画のチケットを二枚貰ったんだけど行く相手が見つかってなくて」 「む……」 「悠、どうしたの?」 「なんでもないです」 プイっとそっぽを向く私。その言い方だと私じゃなくてもいいみたいじゃん。 紅蓮先輩がいつも一言も二言も足りないことはわかってるつもりだけど、今回はデートっていうから期待したのに。
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