3章 映画館でハラハラ!?コスプレでドキドキ!?

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「それはさすがにまずいですよ。紅蓮先輩の知り合いの漫画家さんもいたりするんじゃないですか?」 「一番後ろの席だし端っこだから大丈夫」 「きゃ!?」 「やっぱり思ったとおり軽いね」 強引に膝に乗せられてしまった。しかも、後ろから抱きしめられてるので立ち上がることができない。映画を見ながらポップコーン食べたかったのに、これだと諦めるしかない。 「紅蓮先輩。これだと見えないんじゃ……」 「見えるよ。悠は小さいから」 「でも、これだと私が集中して見られないです」 「さっきキスを途中でやめられたから」 「まさか怒ってるんですか?」 「さぁ、どうだろうね」 嘘だ。絶対怒ってる……。だって人がいるのに見ないフリしてキスを続けるなんて、それこそ無理だって。
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