3章 映画館でハラハラ!?コスプレでドキドキ!?

16/34
前へ
/311ページ
次へ
「わぁ~、可愛いですね。行きたいです!」 「悠が気にいると思ったからチェックしてたんだ」 「わざわざそんなことまで……本当にありがとうございます」 「気にしないで。大事な恋人とのデートだから。男である僕がリードしないとね」 「でも……紅蓮先輩はコラボカフェとか行くのに抵抗あったりしませんか?」 私が不安そうに尋ねると、 「全く抵抗がないって言ったら嘘になるけど、悠が行ってみたいっていうなら僕は付き合うつもり。僕は悠と一緒ならどこでも嬉しいから」 「あ、ありがとう、紅蓮」 「なに? 僕を呼び捨てにして誘ってるの?」 「あ、いや、ちがっ……なんとなく出ちゃっただけです」 「そう。悠、それならコラボカフェに行こうか」 「はい」 紅蓮先輩って優しい。嫌な顔一つしないし。 こういう時だってサラリとカッコいいことを言うんだから.......。
/311ページ

最初のコメントを投稿しよう!

157人が本棚に入れています
本棚に追加